こぞことし

 1年が終わろうとしています。あと15日ぐらいありますが、そろそろ年を越す覚悟をしておこうかと思います。例年、年末年始はなぜかアホみたいに焦りながら必死で勉強している私がいるからです。何故そんなに必死なのかは、ちょっと思い出せません。年越しの瞬間はいつだってマクドナルドで泣きながら勉強です。今年はそうならないよう、前々から覚悟しておこうかと思います。

今年のテーマだった「カネ」

 今年のテーマは、「カネ」でした。これは、基本的資源である「人」「もの」「金」「情報」のうちの1つ、「金」のことです。「カネ」は、私にとって最後の壁でした。

 いま管理工学を勉強している私にとって、この基本的資源に対する意識的な軸というのは、この先どのような技術者になるかという点で重要な問題です。

  • 「もの」・・・理学を志向していた私にとって、数学や理科のような形で「もの」に対する意識は始めからそれなりにありました。(大学生になって不勉強なあまり力は弱まりましたが・・・。)
  • 「人」・・・幼少から対人関係や対社会関係において困難を感じていたために言語学や哲学、政治学などはかなり関心のあるテーマでした。
  • 「情報」・・・大学生になって初めてPCを手に入れた身として、苦手な部類ではありましたが、去年以前までに情報系の友人やアルバイトという手段で武者修行をし、それなりのリテラシーは身についた気がしています。

 そして残る「金」。これまでは、なかなか「金」に対する興味を持てずにいました。高校生までの生活にしても、昼飯代として渡されるお金を使わずに貯金しましたし、制服以外の服が必要なときは肌着に着るヨレヨレの白Tシャツそのままで出歩いたものです。金はあった方がいいに違いないが、そんな手に入るものでもないから贅沢しないで切り詰めるというのが、私の基本的な思考パターンでした。そこで「金」と言われてもまったくピンとくるものがなく、ビジネスに対する意識も低く、というのがこれまでだったのです。

 今年のテーマとして掲げた「金」に対して、私はそれなりに自分の意識を開拓できたような気がしています。
ビジネス書籍を読むようになり、ビジネスに対する意識は高まっています。
会計というものに関しても、単純にIRのためのものという感覚から「組織活動を評価するもの」という組織や社会に対する方法論として意識の軸がリンクしました。
金融に関しても、ただお金の貸し借りという感覚からキャッシュフローを計画・評価するという形で一般化された感覚を持つことによって、マネジメントの手法としての意識が高まりました。
しかし、本当は簿記3級ぐらい取ってみるつもりだったのですが、そんな頑張りは発揮できませんでした。。。具体的な技術を身につけたかと問われると微妙ですが、それでも私の中で「金」に対する意識の軸は確かに立ちました。これは進歩です。

来年のテーマは「マネジメント」

 大学4年目にしてようやく「人」「もの」「金」「情報」の4本の軸が私の中に立ちました。その次に発展させるべきは、これらの軸を統括する「マネジメント」の意識でしょう。せっかく立った意識の軸を細らせずに勉強するためのマネジメントが必要です。ある意味、ここでいうマネジメントは「習慣づけ」とも言い換えられるかもしれません。単純に勉強テーマだけではなく、日々の生活をより意義のあるものにすべく習慣づけたいものがあります。

  • 週2冊以上本を読む・・・outputのための戦略的な読書を!
  • 運動する・・・「健全な精神は健全な肉体に宿る」*1
  • 衣食住をしっかり・・・プロフェッショナルな知的労働者を目指すものとして、品質の維持には努めるべき

そんな基本的なところから、いつか価値ある管理工学技術者にならんと来年の抱負にしようと思うのでございます。

*1:本当の意味は「健全な精神が健全な肉体にやどったらいいのになぁ」ユウェナリス-Wikipedia